巡礼・お遍路へ	歩きお遍路へ

第六期　平成廿三年四月卅日〜五月十四日

今回は、六十番霊場横峰寺から打ち始め、八十六番霊場志度寺まで予定通りお参りすることが出来ました。
遍路転がしと言われる横峰寺、雲辺寺、琴弾八幡宮の石段、弥谷寺、舎心ヶ嶽、白峯寺、根香寺、屋島寺の下り道、八栗寺は厳しかったです。
特に、四国最高峰石鎚山の弥山に、雪や鎖場に難儀しながらも登ることが出来たのは、法螺貝を吹いて案内してくださった山伏さんのお陰でした。
偶然にも前日泊めていただいた宿のご主人が山伏さんで、新潟の登山グループとご一緒させていただきました。
それがなくて、私一人でしたらあの雪と鎖場の石鎚山は登れませんでした。
雲辺寺は、民宿岡田さんに泊まった人たちに励まされたので登ることができました。
善通寺での朝のお勤めの時は疲れていて目が覚めず、鐘の音に起こされました。
後半の二日間は、台風１号の影響による前線の雨に遭いましたが、辛かったけれども山の中を歩き通しました。
番外霊場にはなってない浄土宗の法然寺にお参りする途中、おうどん屋さんのご主人からはお昼をお接待されました。
この時は足が痛かったものですから、とても有り難かったです。
屋島寺から壇の浦への下る急な遍路道が雨でしたら、私には降りられませんでした。
別格霊場や番外霊場も出来る限りお参りしました。
今回はとても辛かったけれども充実感がありました。
これで後二ヵ寺で結願となります。